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2023.04.06

【窓から考える省エネ住宅】断熱性をあげる窓リフォームと補助金制度

住みやすい家とは快適な室温が保てる家。

そこで重要なのが断熱性能です。

断熱性とは

夏は室外の暑さを家にいれない。冬は室内の暖かさを外に逃さない。

外気温の影響を受けにくいので年間を通して快適に暮らせます。


断熱性の良い家のメリット


外気温の影響を受けにくいので快適な温度はもちろんのこと

1 冷暖房費(電気代)を抑えられる

家庭で消費されているエネルギーの30%が冷暖房費に使われていると言われています。

断熱性の高い家は少しの温度変化で良いためエアコンの消費電力を抑えることができます。

冷暖房の仕様時間や使用頻度が減らせるため、冷暖房機器の消耗を減らせます。

2 ヒートショックや熱中症リスクを軽減

 冬によく聞く「ヒートショック」

 部屋同士の急激な温度変化によって血圧や脈拍が変動し脳卒中や心筋梗塞を引き起こす原因になります。

 断熱性をあることで室内の温度が均一に保たれるので冬場の冷えすぎを防ぎます。

 
 夏によく聞く「熱中症」

 屋外で発症するイメージがありますが、室内で発症するケースも多いです。

 夏の強い日差しにより室内温度も上昇し、冷房や扇風機をかけないとサウナ状態になり熱中症に・・・

 断熱性のあることで夏の強い日差しをカットして、少しの冷房で室内の温度を保つことができます。

3 家を長持ちできる

冬によく起きる「結露」

これは外と室内の温度差が大きいと発生しやすくなります。

断熱性を高くすることで結露を起こしにくくすることができます。

結露を放置してしまうと、窓まわりのカーテンや壁紙・サッシ枠などにカビが発生してしまいます。

断熱性をあげるには窓が重要

冬の暖房時の熱が開口部(窓)から流出する割合が58%、夏の冷房時に開口部(窓)から熱が入る割合73%
開口部(窓)の熱の出入りが大きいからこそ、開口部(窓)の断熱対策が必要です。

断熱に注目!断熱窓

断熱窓の3つのポイント
1 枠の素材 熱伝導の低い素材を選ぶ

樹脂 > 鉄 > アルミ

樹脂枠はアルミ枠に比べ1/1000しか熱を伝えません。そのため外の熱を遮り断熱性能が上がります。


2 ガラスの枚数

トリプルガラス(3枚) > 複層ガラス(2枚) > 単板ガラス(1枚) 

単板ガラスは断熱効果がほとんどなく、複層ガラスやトリプルガラスになるとガラスとガラスの間に空気層ができ熱が伝わりにくくなり断熱性能が上がります。
トリプルガラスは空気層が2層になるためより断熱性が高くなります。


3 Low-E(特殊金属膜)加工されているガラスを選ぶ

ガラスの表面に特殊な金属膜コーティングがされており主に複層ガラスに用いられています。

日射熱対策ができます。

冬場の断熱性を重視した「断熱タイプ」と夏場の遮熱性を重視した「遮熱タイプ」があります

冬の寒さが厳しい地域は「断熱タイプ」、夏の冷房をよく使う地域は「遮熱タイプ」がオススメです。

また、日差しの多く入る窓は「遮熱タイプ」、日差しの影響が受けにくい窓は「断熱タイプ」と使い分けてもよいですね。

窓リフォームで断熱性アップ!

室内の熱出入りが大きい窓。窓を変えることで効率的に断熱性を上げることが可能です。

窓の断熱リフォーム

1 ガラス交換

サッシをそのまま利用して単板ガラスを断熱窓ガラス(複層ガラスor トリプルガラス)に交換

2 内窓設置

既存窓の内側に新しい窓を設置

3 外窓交換

サッシ(枠)ごと交換し、断熱ガラスに交換


窓リフォーム補助金「先進的窓リノベ事業」

現在断熱性をあげる窓リフォームに補助金が支給されます。

補助額が1戸あたり5万円から最大200万円

補助額は工事内容・住宅の建て方・対象商品の性能とサイズによって異なります。

※リフォーム内容より補助対象を確認し弊社より申請します

※2023.3.31より申請開始、予算に達したら終了になります

詳しくはこちら 先進的窓リノベ事業【公式】 (env.go.jp)


まとめ

断熱と言えば断熱材と考えがちですが、窓を見直すことで断熱性能をあげることができます。

新築で断熱を考える場合は窓にも目を向けてみてはいかがでしょうか。

既存住宅でも窓リフォームにより断熱性能をあげることができます。

今なら補助金が使えるので『お得にリフォーム』のチャンスですね。

ぜひこの機会に断熱を見直してみてはいかがでしょうか。

住まいに関するお悩みぜひご相談ください。