2022.05.19
団らんから考えるリビングづくり =サンクンリビング=
住まいづくりで何を大切にしたいかと考えたとき、「団らん」とでてくる人が多いでしょう。
団らんをつくるには?考えてみたいと思います。
目次
□団らんとはなんでしょうか。
団らんの意味は家族が集まって楽しく語り合うこと。
家族構成や年齢によって時間の使い方、過ごし方が変わります。
団らんのあり方はライフスタイルによって変化するんですね。
□家族が集まればそこは「団らんの場」、団らんができるような仕掛けづくりが大切です。
求心力のあるスペースはもちろん、ふれあいや気配を感じる距離感と視線を工夫することが必要です。
そこでとりいれたいのがサンクンリビングです。
□サンクンリビングとは?メリットをご紹介します。
サンクンリビングは部屋の床が一段掘り下げられた空間。
段差によって空間にメリハリが出て、座っている高さによって目線の違いが生まれます。
同じ空間に家族と一緒にいながら適度な距離感が生まれる◎
目線の違いから嬉しい効果!目線斜め45度で会話量が3倍に増加します。
□サンクンリビングは落ち着く?なぜか?
囲まれた場所、低い位置は心地よく感じる心理効果があります。
また、日本人は古くから″座って家族団らんをする”文化があります。
古くは囲炉裏を囲む、昭和初期にはちゃぶ台を囲む、時代の流れによって次第にダイニングテーブルに移り変わりました。
日本人ならではの暮らし方ではないでしょうか。
□まとめ
団らんといっても様々な形があります。
家族像を思い描きながら団らんする場所を考えてみてくださいね。