2022.05.10
日本らしさから生まれた家づくり「町家」=通り土間=
うなぎの寝床のような奥まった細長い空間で快適に暮らすためにつくられたのが「町家」
古くからのつくり「町家」から得た知識を現代の家づくりに生かします。
今回は通り土間に注目したいと思います。
□通り土間とは?役割を紹介します。
縦に長い通り土間は部屋と部屋を結ぶ通路であり、風を通すダクトの役割をしていました。
昔の町家はお隣とくっついていたのでこの空間は重要でした。
一つの空間で様々な役割を担っていたんですね。
□通り土間の考え方を現代の住宅に置き換えます。
部屋をつなぐ廊下の役割だけではなく、より使いやすく多目的に使いやすいスペースを確保します。
◎収納機能を加える
土間にインナークローゼットを設ければ、
靴以外にも上着の着脱、アウトドア用品・ベビーカー等、収納の幅が広がります。
土間は部屋と外の中間領域になりますから、
外に置きたくない物・中には置きたくない物も気軽にしまえるのは嬉しいですね。
◎ギャラリースペースをつくる
部屋へ繋がるスペースに好みを楽しむギャラリースペースを設けるのはいかがでしょうか。
ニッチをつくってディスプレイを楽しむのもいいですね。
照明をいれれば、ぱっと明るく華やかになります◎
□まとめ
廊下から暮らしに必要なスペースへ、参考にしてみてください。