和モダン住宅とは？和モダン住宅の外壁で押さえておきたいポイントをご紹介！

2023.07.21

和モダンの住宅がどのような住宅なのかをご存じでしょうか。
和モダン住宅は日本人の馴染みのある和と現代的なスタイルの良いところを組み合わせたものです。
そんな和モダン住宅はどのようなポイントを押さえることで実現できるのでしょうか。
そこで今回は、和モダン住宅の外壁に関する情報をお伝えします。

□和モダンの定義とは？

和モダンは、日本の伝統文化である「和」と現代のモダンデザインを融合させたスタイルです。
このスタイルでは、古き良き日本の文化や価値観を尊重しながらも近代的な建築技術やデザインを活用しています。

しかし、和モダンには明確な定義が存在しません。
例えば、伝統的な日本家屋に現代風のデザイン要素を取り入れる場合や、現代的な建物に日本の文化を取り入れる場合でも、それらは和モダンとして認識されることがあります。

和モダンのデザインでは、外装に瓦や白壁、格子といった和の要素や素材を積極的に取り入れることが特徴です。
これにより、シンプルでありながらも、素材や和の特徴を大胆に活かした高級感のあるおしゃれな住まいが完成します。
このスタイルは、時代を超えて飽きのこない魅力を持っています。

和モダン住宅にする場合は外壁塗装に使用する塗料によって仕上がりに大きな影響を与えます。
そのため、和モダン住宅の塗料を選ぶ時に押さえておきたい知識について4つご紹介します。

1.和モダン住宅に相応しい塗料カラー

以下のカラーは、和モダン住宅に調和し、彩度が低く、少し落ち着いた色合いが特徴です。

・桔梗鼠（ききょうねず）
・薄青（うすあお）
・涅色（くりいろ）

2.外壁の色や柄を変えたくない場合は透明塗料を選択する

外壁に色をつけると、素材の美しさが隠れてしまいます。
しかし、外壁の色や柄がお気に入りの場合は、クリヤー塗料（透明塗料）を使用することで、素材の美しさを引き立てられます。
ただし、以下の場合にはクリヤー塗料の使用は適していません。

・外壁にチョーキング現象（外壁塗装の劣化による粉状の物質が触れると付着する現象）が見られる場合
・光触媒塗料やフッ素塗料、無機塗料などの特殊塗料が既に施工されている外壁材の場合

3.配色に考慮して塗料の色を選ぶ

和モダン住宅の外壁塗装では、単色だけでなく、2色や3色を組み合わせる方法もあります。
色の組み合わせによって与える印象は異なります。
上下で色を分ける、左右で色を分ける、ベランダなどのアクセント部分に別の色を使用するなど、さまざまな塗り分け方があります。

外観の印象を決定するためには、外壁と付帯部、屋根全体を見たときにどのように映えるかを考慮することが重要です。

4.色の選び方の手段

色を選ぶ際には、色見本やカラーシミュレーションを活用すると良いでしょう。

色見本は、各塗料製品の色を確認するためのツールです。
ただし、外壁に塗装した際に実際の色と異なるような感じがすることを避けるために、次のポイントに留意しましょう。

・A4サイズ以上の色見本で確認する
・色見本は、屋内で確認する

カラーシミュレーションは、コンピュータ上で実際の外観に色を仮想的に反映させる方法です。
カラーシミュレーションには以下の利点があります。

・仕上がりの印象をリアルにイメージできる
・色の組み合わせを確認できる
・外壁塗装の色と屋根や付帯部の色のバランスを確認できる

和モダン住宅における押さえておきたいポイントについてご紹介します。

・外壁塗装で上手に白色を活用する

和モダン住宅では、外壁塗装において白色を巧みに使用することで、より洗練された印象を演出できます。
また、全体的に白で統一するだけでも素晴らしいですが、黒やグレーなどと組み合わせたツートンカラーでも、和モダン住宅のイメージを損なうことなく美しく仕上げられます。

さらに、白色は柱や漆喰、扉などに使用される木材とも相性が良いため、和モダン住宅の特徴を引き立てる役割を果たしてくれます。

・和風住宅の瓦屋根は基本的に黒系の色合いを選ぶ

和モダン住宅においては、釉薬瓦（陶器瓦）やセメント瓦が一般的に使用されますが、基本的には黒系の色合いが和風の雰囲気を表現するために適しています。

黒でつやを出して真っ黒に仕上げるか、つやのない質感で少し控えめな印象を演出する調整すると良いでしょう。

なお、釉薬瓦（陶器瓦）は非常に耐久性に優れており、塗装などのメンテナンスが必要ないとされています。

塗料選びと押さえておきたいポイントを把握しておくことで理想の和モダン住宅にできるでしょう。
また、外観の調和や美しさを追求するためには慎重に色を選定しましょう。

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