2023.07.14
安心できる家で暮らしたい!壁の下地材の種類と価格についてご紹介します!
安心して暮らすことができる家づくりをしたい方は壁にこだわってみませんか。
壁には仕上げ材と下地材の2種類に分けられ、下地材は機能性に関わります。
それでも実際に下地材はあまり目にしないためにどんな種類があって、どれくらいの価格なのかわかりづらいですよね。
そこで今回は壁の下地材に関する情報をお伝えします。
□壁の内装材とは?
内装材は、壁・床・天井の構築に使用される素材の総称です。
主に「仕上げ材」と「下地材」の2種類に分けられます。
仕上げ材は、内装の最終仕上げに用いられる素材であり、壁・床・天井の表面に使用されます。
例えば、壁紙や塗り壁、フローリング、畳、タイルなどが一般的です。
この部分は見た目に直接影響するため、自分好みの空間や店舗などを作りたい場合は、デザインに特に注意を払う必要があります。
最近では、仕上げ材の機能も進化しており、防汚性や調湿性、防臭性、耐水性などを備えた素材も多数登場しています。
そのため、デザインだけでなくこれらの機能性にも注目して選ぶことがおすすめです。
適切な仕上げ材を選ぶことで、快適な空間を実現できます。
一方、下地材は壁・床・天井の下地を形成するための素材です。
壁・床・天井の強度や防音性、耐火性などは、下地材の性能に大きく依存します。
仕上げ材は下地材に取り付けられるため、ズレや凹凸を防ぐためにも、下地材の正確な施工が不可欠です。
代表的な下地材としては、主成分に石膏を含む「プラスターボード」や木製の「構造用合板」があります。
場所や目的に応じて最適な下地材や仕上げ材を選ぶことで、理想的な空間にできます。
□仕上げ材と下地材の関係性とは?
仕上げ材と下地材にはどんな関係性があるのかをご紹介します。
下地材は、仕上げ材を設置するための基盤となるだけでなく、建築物の構造を強化するためにも使用される重要な部材です。
壁、床、天井などの設置場所や、湿気の有無などの条件に合わせて適切な材料を選ぶことが重要です。
一方、壁紙や床材などの仕上げ材も、単なる装飾ではありません。
湿度の高い場所では湿気を吸収する壁紙を選び、人の出入りが多い場所では耐久性のあるフロアタイルを選ぶなど、建物の耐久性や機能性を向上させる役割も果たします。
したがって、適切な下地材と仕上げ材の組み合わせにより、リフォームの効果を最大限に引き出せます。
仕上げ材を選ぶ際には、下地材との相性を考慮して組み合わせることで、より優れた結果を得られます。
□下地材の種類と価格とは?
下地材にはどんな種類があり、どれくらいの価格なのかをご紹介します。
*1.構造用合板
構造用合板は、薄い板を積層させて作られるベニヤ板のことです。
木材ならではの柔軟性を持ち、厚さやサイズの調整が容易であり、比較的経済的な素材です。
日本のような地震の多い地域に適しており、高い柔軟性によってあらゆる方向からの力にも強いという性質があります。
ただし、火には弱く、別途の防炎処理が必要です。
価格はサイズや厚さによって異なりますが、一般的には800円から1500円程度の手頃な価格で販売されています。
*2.プラスターボード
プラスターボードは、主に石膏や石灰を主成分とする板状の建築材料で、特殊な板紙で包まれています。
そして、加工が容易であり、壁、天井、床など幅広い用途に使用できる素材です。
さらに、断熱性や防火性に優れており、防カビ性や吸湿性、耐震性、防音性も高い特徴があります。
内装の下地としてよく利用されますが、表面に加工を施さずにそのまま使用することもできます。
そんなプラスターボードは下地材の中で最も経済的であり、一枚あたりの価格は300円から500円程度と魅力的です。
*3.パーティクルボード
パーティクルボードは、木材チップを加熱圧縮して作られる木材の板です。
板自体は大幅に加工されており、サイズや厚さの調整が容易であり、均一な材質によって品質も安定しています。
遮音性や断熱性に優れており、壁や床に適した素材です。
ただし、水や湿気には弱く、他の木材と比較して強度が低く、長期間の荷重によって変形する可能性があります。
価格としては1200円から3000円程度とやや高めです。
*4.グラスウール
グラスウールはガラス繊維を主成分とする内装材で、壁や床の下地として広く使用されています。
特徴としては防音性、断熱性、耐火性に優れており、シロアリにも抵抗します。
また、耐久性にも優れており、ガラスのリサイクルから作られるので環境にも優しい再利用可能な素材です。
グラスウールの性能は、使用する繊維の太さによって異なります。一般的に、より細い繊維ほど高い性能を持つため、価格もそれに比例して高くなります。
グラスウールは1枚あたりの価格が約1000円から1500円程度となっており、高品質な防音性や断熱性を求める場合には選ばれることが多いです。
□まとめ
下地材は、それぞれ独自の特徴と価格帯を持っており、設置場所や必要な機能に応じて適切な選択をすることが重要です。
適切な下地材を選ぶことで、建物の構造強度や耐久性を高め、仕上げ材との組み合わせによって理想的な内装を実現できます。
当社の注文住宅ではコンパクトで無駄のない、この上なく暮らしやすい平家スタイルを実現可能です。
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