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2023.05.16

注文住宅の契約でよくあるトラブルとは?注意点も併せて解説します!

注文住宅は一生に一度の買い物ですので、家族全員の理想がつまった家にしたいですよね。
そのためには、注文住宅の契約を結ぶ際の注意事項を知ることが大切です。
契約の際の注意点を知っておかないと、思わぬトラブルに発展してしまうこともあります。

トラブルを避け、スムーズな家づくりを進めるためにも、本記事でご紹介します注文住宅の契約の際の注意点をぜひお読みください。

□注文住宅の契約の流れをご紹介!

注文住宅の契約までの道のりは長いため、ここでは仮契約までの道のりと、本契約までの道のりに分けてご紹介します。

*仮契約

まず、仮契約とは「この会社で本契約を結びます」という申し込みを指します。
会社によっては仮契約ではなく、申し込みと呼ぶこともあります。
仮契約をするタイミングは、大まかなプランや見積もりを依頼し、この会社に家づくりを依頼しようと決めたタイミングです。

家づくりのスタートから仮契約までの流れは、以下の通りです。

1:家づくりについての情報収集

家族で建てたい家のイメージを固めた後は、家の情報収集を行いましょう。
カタログやチラシで情報を集めても良いですし、実際に現地見学に足を運ぶこともおすすめです。

2:ハウスメーカーや建築会社の候補を絞り込む

気になるハウスメーカーや建築会社を見つけたら、候補を絞り込みましょう。

3:依頼する会社を決定する

ハウスメーカーや建築会社によって、特徴が異なります。
自分が希望する家づくりができるような、会社を選んでみてください。

4:仮契約を行い、申込金を払う

申込金の相場は、5万円から10万円ほどです。
申込金が必要なケースもあれば、不要な場合もあります。

*本契約

本契約を結ぶことで、会社と正式な契約が結ばれ建築工事がスタートします。
本契約を結んだ後にキャンセルしてしまうと違約金が発生しますので、注意しましょう。
以下が本契約の流れです。

1:建築プランの詳細打ち合わせ

ここで建築プランの詳細を決定します。

2:詳細プランと最終見積もりの決定

プランの詳細を決めた後は、最終見積もりも決定します。
不明な点があれば、遠慮せず担当の方に尋ねるようにしましょう。

3:本契約を結び契約金を払う

最終見積もりを確認した後は、契約の手付金を支払います。
手付金の目安は、建築費用の約10パーセントです。

□注文住宅の契約書で失敗しないための注意点とは?

ここでは、注文住宅の契約を結ぶ際に注意する点を5つご紹介します。

1:図面を再確認する

工事請負契約書には設計図面が添付されていますので、再度確認しましょう。
注文住宅では間取りや仕様に関するトラブルが多いです。
そのようなトラブルを避けるためにも、図面を再度確認しておくことが大切です。

2:金額の再確認

図面の再確認と併せて、請負代金も確認しておきましょう。
建築会社によっては、請負代金が契約書に書かれていないケースもあります。
その理由としては、会社内で今月中に契約が欲しいという都合が挙げられます。
その場合は、当初よりも高い金額を請求されるというトラブルが発生する可能性もありますので、必ず契約書で請負代金を確認することが大切です。

3:工程スケジュールと支払いサイクルの確認をする

注文住宅の契約書には、必ず着工日と完成日が明記されています。
賃貸住宅に住まれている方は、完成日を目処に引っ越し手続きを行いましょう。
また、支払いサイクルは建物の施工割合にあわせて組まれています。
しかし、着工日に一括で支払って欲しいという会社もありますので注意しましょう。

4:設計施工管理の重要事項説明を確認する

上記は、注文住宅の契約を結ぶ前の確認事項です。
誰の設計で誰が現場を管理するのかまで、理解しておきましょう。
重要事項説明を確認する際は、トラブルがあった際に建築会社の不手際を立証するためにも、必ず建築士免許を提示してもらいながら説明してもらうことが大切です。

5:解約時の条項を確認する

万が一、注文住宅を解約することになった場合は違約金が発生します。
クーリングオフと言って8日以内であれば、違約金をかけずにキャンセルする方法もありますが、他にもさまざまな条件があるため、契約を白紙にすることは容易ではありません。

□注文住宅のトラブルでよくある事例を知っておこう!

ここでは、注文住宅でよくあるトラブルを2つ、予防策と併せてご紹介します。

*遅延損害金のトラブル

こちらは、注文住宅の完成が工事の遅れで延びてしまい、仮住まいにかかる費用が増えてしまった場合に起こるトラブルです。
万が一、入居予定日に工事が間に合わなかった場合でも、1日あたりどれくらいの補償が受けられるのかを知っておくことでトラブルを防げます。

*追加、変更工事トラブル

工事が進んでいる段階で、設備の仕様変更などを依頼する際はトラブルが起きやすいです。
施工会社に変更を依頼する際は、必ずどれくらい追加費用がかかるのか事前に確認しておきましょう。

□まとめ

注文住宅が完成するまでに、仮契約と本契約の2つの契約を結ぶ必要があります。
仮契約はキャンセルが可能ですが、本契約をキャンセルする場合はクーリングオフの利用にもさまざまな条件がありますので、契約を白紙に戻すことは難しいです。

注文住宅の契約を結ぶ際は、図面や請負代金など確認する点が多くあります。
その確認を怠ると、トラブルに発展してしまうこともありますので、確認を怠らないようにしましょう。