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2023.05.09

注文住宅で予算オーバーしてしまう原因とは?削れるポイントもご紹介!

注文住宅は自由度の高い住宅で、細部までこだわることができるというメリットを持つ一方で、予算オーバーがしやすいという一面もあります。
その際、どの部分を削るべきか迷ってしまいますよね。
そこで今回は、注文住宅で予算オーバーしてしまう原因と、予算オーバーした際に削る部分、削らない方が良い部分をご紹介します。

□注文住宅で予算オーバーしてしまう原因とは?

資金計画を立てる場合や見直す場合は、予算オーバーしてしまう主な原因を知っておくことが大切です。
ここでは、注文住宅で予算オーバーしてしまう原因を5つご紹介します。

1:ローンで借りられる金額を知らない

予算オーバーの主な原因の1つとして、注文住宅を建てるためにどれくらいの金額が必要で、どのくらいのお金が住宅ローンで借りられるのか知っておくことが挙げられます。
注文住宅にかかる費用は、本体工事費用の他に付帯工事費、諸費用、土地代金があります。
本体工事費のみで考えてしまうと、予算オーバーの原因になってしまいますので気をつけましょう。

2:こだわりの優先順位がつけられていない

注文住宅を検討する際は、デザインや設備、間取りなどこだわりたいポイントが多くありますよね。
その中で優先順位が決められていない場合は、予算オーバーになってしまいますので優先順位は決めておきましょう。

3:住み始めてからの費用が考慮できていない

実は、注文住宅は建てた後にも費用がかかります。
初期費用がかからなくても、アフターサービスにお金がかかってしまうことも頭に入れておきましょう。

4:補助金や助成金制度を知らない

住んでいる地域にもよりますが、条件を満たせば補助金や助成金制度が受けられるかもしれません。
補助金や助成金制度が活用できれば、予算オーバーしていても予算を変えずに注文住宅を建てられるケースもあります。

5:良い土地を見つける方法を知らない

土地購入が必要な場合、家づくりの資金とは別に土地代金が必要です。
土地代金の費用として、家づくりの資金の約30パーセントから40パーセントを見込んでおく必要があります。
日当たりが悪い土地や、形状が悪い土地、傾斜地にある土地は費用がやすい傾向にあります。

土地の条件のうち、こだわらない部分があれば、予算のことも考え上記の土地を選んでみても良いでしょう。

□予算オーバーしたらどこを削る?

ここでは、予算オーバーした際に削るポイントを4つ提案いたします。

*坪数を削る

予算をオーバーしてしまった際に、最も効果的な方法は建物を小さくして坪数を削ることです。
注文住宅は建物の坪数掛ける坪単価が目安になるので、建物の大きさを1坪削るだけで30万円から50万円ほど削減できます。

*キッチンや設備のグレードを落とす

現在は最新機能を備えたシステムキッチンやトイレもありますので、せっかくなら最新のグレードの設備を設置したいという気持ちもわかります。
しかし、最新設備はやはり費用がかかるため、グレードダウンするだけで予算オーバーを回避できる可能性が高いです。

*屋根を変える

屋根の素材や形状を変更することも、コストカットにつながります。
例えば、面が多い屋根ではなく、面が少ない片流れ屋根や切妻屋根にすることでコストを削減できます。

*外構工事を最低限にする

駐車場やブロック塀などの外構工事は、注文住宅の費用の中で比較的大きな割合を占めます。
注文住宅の予算がオーバーしてしまった場合は、この工事は住宅の外であるため住み始めてから工事することも可能です。

予算に余裕がない場合は、住み始めてからの工事を考えてみると良いでしょう。

□予算オーバーしても削らない方が良いところをご紹介!

注文住宅で予算オーバーした場合でも、削らない方が良いところもあります。
以下の4つは予算オーバーした場合でも、削ることはおすすめしません。

1:住宅性能

快適な暮らしを実現するためには、住宅性能は重要な部分です。
住宅性能を予算オーバーのために疎かにしてしまうと、快適な暮らしが送れず、住み始めてから後悔してしまうこともあります。

2:外壁

外壁はその後もメンテナンスが必要な部分ですので、安い塗料で塗装してしまうと塗り替えのタイミングが早まってしまい、結果的にコストがかかってしまいます。
長期的な目線で考えることが大切です。

3:セキュリティー面

セキュリティーに関する設備のグレードを落としてしまうと、空き巣や泥棒などのリスクが高まってしまい、安全な暮らしを送れなくなってしまいます。
セキュリティー面にかかる費用を削ることは避け、安心して暮らせることを優先しましょう。

4:優先順位の高いこだわり

2つ目の見出しで予算オーバーした際に削れるポイントをご紹介しましたが、その中でも優先順位が高い部分に関しては削らない方が良いです。
こだわりたい部分を削ってしまうと、後々に後悔してしまうことが多いので、こだわりは貫き通すようにしましょう。

□まとめ

注文住宅で予算オーバーしてしまうことは、珍しくありません。
注文住宅で予算オーバーしてしまった際は坪数を減らしたり、キッチンや設備のグレードを下げることが効果的です。
ただ、自分がどうしてもこだわりたい部分を削ってしまうと後悔してしまいますので、その部分は削らないようにしましょう。