2023.04.17
吹き抜けのある平屋は寒い?デメリットだけではない吹き抜けの魅力をご紹介!
近年では、吹き抜けのある平屋も増えてきており、平屋に吹き抜けを導入したいとお考えの方も多くいらっしゃるでしょう。
そこで本記事では、吹き抜けのある平屋のメリットとデメリットをご紹介します。
さらに、吹き抜けのある平屋の事例もご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
□吹き抜けのある平屋のメリットとは?
吹き抜けのある平屋は以下の4つのメリットがあります。
1:開放感がある
平屋に吹き抜けを作ると空間が縦に広がるので、開放感のある住まいを実現できます。
実際の部屋面積よりも広く見せることが可能ですので、平屋の面積を広く取れない場合にもおすすめです。
2:外観がすっきりとした印象になる
平屋で吹き抜けを作る場合は、勾配が急な屋根にしなければなりません。
その際、採用されやすい屋根は片方の屋根の位置が高い片流れ屋根です。
片流れ屋根は住宅の外観を、スタイリッシュな印象にしてくれる効果が期待できます。
3:採光と風通しが良くなる
勾配天井にすることで、採光と風通しが良くなるというメリットもあります。
日差しが悪いといわれている立地でも、勾配天井にして吹き抜けを取り入れることで自然と太陽光を取り入れることが可能です。
また、吹き抜けを作ると高さが出るので新鮮な空気が家全体に届くようになります。
4:ロフト・スキップフロアを作れる
吹き抜けを作ることで縦の空間が生まれるので、ロフトやスキップフロアを作ることができ、部屋数を増やせます。
収納スペースとして活用しても良いですし、書斎やお子様の寝るスペースとして活用しても良いでしょう。
□吹き抜けのある平屋のデメリットも知っておこう!
抜き抜けのある平屋はメリットも多くありますが、採用する際に気をつけたい点も多くあります。
平屋に吹き抜けを採用する前に、予防策を併せてデメリットも確認しておきましょう。
*冬の寒さが厳しい
吹き抜けを作ると空間が縦に広がるため、通常の天井高の住宅と比べると冷暖房に多くのエネルギーが必要になってしまいます。
その結果、空調設備と家の断熱気密性能のバランスが悪いと「冬は寒い」、「冷暖房効率が悪い」というデメリットが生じてしまいます。
そのデメリットを解消するためには、断熱気密性能をしっかりと確保することが重要です。
断熱性能が高ければ、家から外に熱が逃げにくくなり、家を暖めるために必要なエネルギーが小さくて済みます。
*夏の日差しが厳しい
夏の日差しが厳しいというデメリットは、吹き抜けのある平屋でも南側に天窓やハイサイドライトがある住宅で起こりやすいです。
このデメリットを解消するためには、日差しのコントロールが必要不可欠です。
窓の位置や大きさを工夫してみたり、ロールカーテンを取り付けたりするなどして、日照量の調節を行いましょう。
*天井・梁・窓の掃除が大変
吹き抜けを作るために勾配天井にすると、天井や梁、窓の掃除が高い位置になってしまうので、掃除をしにくいと感じてしまいます。
ただ、現在は吹き抜けがある家も多いため、高所用の柄の長いワイパーやモップも多く販売してあります。
上記のような掃除用品を使用して、短時間で掃除できる工夫を施してみましょう。
□吹き抜けのある平屋の事例をご紹介!
ここでは吹き抜けのある平屋の事例を3つご紹介します。
平家に吹き抜けを採用したいとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
1:ソーラーパネルと吹き抜けのある平屋
こちらは、屋根にソーラーパネルを設置することで、吹き抜けを作ると高くなりがちな光熱費を節約できるという魅力を持った平屋です。
さらに、リビングだけでなく玄関ホールも吹き抜けにすることでスケールの大きい空間を実現しています。
2:吹き抜けとロフトが素敵な平屋
こちらは、穏やかな色合いの外壁にウッディーな色のドアとシックな屋根がアクセントとなった吹き抜けのある平屋です。
玄関前の一部に土を残すことで、ガーデニングを楽しんだり、木を植えて自然を楽しんだりすることも可能です。
3:吹き抜けのリビングが素敵な間取り
こちらは、吹き抜けのあるリビングに白い壁紙を採用し、清潔感のある広々とした空間を実現しています。
吹き抜けのある平屋は自然光を取り入れられる面積が広く、多くの自然光を取り入れられるというメリットもありますが、壁紙を白にすることで相乗効果を生み出し、より開放感のある素敵な空間に仕上げられます。
また、和室をリビングとの続き間にすることで、和室をよく利用するお年寄りの方も同じ空間で家族団欒を楽しむことが可能です。
□まとめ
吹き抜けのある平屋は、採光や風通しが良く、縦に広い空間を実現できるため開放感のある暮らしを実現できます。
ただ、断熱気密性能を確保しておかないと外に熱が逃げやすく、暖まりにくいため冬は寒く、夏は暑さが厳しいという状態になってしまいます。
吹き抜けのある平屋はメリットも多くありますが、デメリットもあるので双方を踏まえた上で、採用するか決めましょう。