2022.10.17
平屋の天井はどのくらいの高さがおすすめなのか?比較してご紹介します!
近年ますます人気が定着してきた平屋ですが、その魅力は何といっても自由度です。
2階や3階がないため、その分天井に関しては自由にデザインできます。
今回は、平屋における、天井の高さごとのメリットとデメリットについてご紹介します。
□平屋における天井の高さの決め方についてご紹介します!
平屋住宅において天井が高いと開放感があり、視覚的にも広々と感じます。
しかし、全ての部屋において天井が高いのが正解なのかと言えば、それは違います。
用途によって天井の高さを決めましょう。
天井を高くすれば工事に費用がかかります。
用途だけでなく、インテリアとの兼ね合いもみてバランスの良い高さを探してみましょう。
まずは、部屋ごとの天井の高さの決め方について見ていきましょう。
・キッチン
キッチンの上部には換気扇や、吊戸棚等があり、これらの高さを考慮しなければなりません。
国内で販売されているキッチンの高さはJIS規格で80から90センチメートルのどれかに当てはまります。
そのため以上の事柄を総合的に見て、少なくとも2メートル40センチの高さがあれば、余計な圧迫感を取り除けるでしょう。
キッチンに関しては、天井が高いことで大きなデメリットはありませんが、身長によっては換気扇や吊戸棚に手が届きにくかったりするため、家族全員が
活用できる高さに設定することをおすすめします。
・リビング
リビングは家の中で最も人が集まる場所です。
また来客をもてなす場でもあるため、特にこだわりたいとお考えの方も多いでしょう。
こちらも2メートル40センチから2メートル70センチ程度の高さがあると、圧迫感が無く開放的でゆったりとしたイメージになります。
リビングは暮らしの中心になる空間ですから、明るい印象になるよう目指しましょう。
さらに開放的な空間にしたい方は勾配天井や吹き抜けを作ってみましょう。
空間にメリハリが生まれ、よりこだわりを感じられるようになります。
・玄関
玄関は家の顔となる部分です。
玄関は方角にもよりますが、北に面している場合は少し暗くなってしまいます。
その様な時は、天井を高めにして日光が差し込むようにしましょう。
玄関のドアを開けた瞬間に、開放的な空間があれば素敵ですよね。
しかし一方デメリットとしては、玄関には外からの空気が入りやすいことから、室内の気温が下がりすぎたり、上がりすぎたりしてしまうことが挙げられます。
天井を高くするとその分ドアも大きくなるため、以上の様な問題が発生するのです。
そのため、わざと天井を低めに設計する場合もあります。
玄関の天井は2メートル40センチから2メートル50センチ程度の高さがあれば、不便に感じることは無いでしょう。
・寝室
寝室はやはり睡眠をとる場所なので、落ち着いた空間にしたいですよね。
居室であるため、少なくとも2メートル10センチの高さは必要ですが、少し低めに設定してはいかがでしょうか。
リビングと同等の2メートル40センチ程度を確保すれば、高すぎず、後はインテリアの配置などによって落ち着いた空間を演出できるでしょう。
・浴室
浴室の高さは1メートル80センチから2メートルが現在の主流です。
少し低いと感じますが、これには理由があります。
浴室内は室温を一定に保つ必要があります。
そのためには天井を低めにすることが有効なのです。
加えて、天井を低めにすると落ち着いた雰囲気になります。
また、浴室は湿度が高いためカビが生えやすい場所でもあります。
天井にカビが生えた際に掃除がしやすいという利点もあります。
□天井が高い平屋のメリットについてご紹介します!
先程は空間ごとの天井の高さについて見ていきましたが、全体を通して天井が高い平屋にはどのようなメリットがあるのでしょうか。
メリットについて3つご紹介します。
1つ目のメリットは、開放感が生まれることです。
室内でのびのびと過ごせるのは家族にとっても良いことです。
特に家族全員が集まるリビングは天井を高くしてみると良いでしょう。
2つ目のメリットは、高級感を作り出せることです。
高級感がある部屋には広々とした空間が必要です。
天井が高いと視覚的に広々と見えるという効果があります。
屋根の形を工夫してデザインにこだわってみても良いでしょう。
3つ目のメリットは、明るい空間を作り出せることです。
高い位置から日光を取り入れることで部屋全体を明るくできます。
□天井が標準の高さの平屋のメリットについてご紹介します!
続いては天井を高すぎない標準の高さに設定している平屋のメリットについて見ていきましょう。
メリットを2つご紹介します。
1つ目のメリットは和室に対してバランスが良いことです。
和室はやはり落ち着いた雰囲気を持たせたいですよね。
その様な場合には、天井を高くしようとする必要はないでしょう。
2つ目のメリットは、エアコン効率が良いことです。
天井が高いとその分、エアコンが効きにくく夏は暑く、冬は寒くなってしまいます。
それに比べ、標準の高さでは、エアコンの風が全体にとどきやすいため、室温管理がしやすいという利点があります。
□まとめ
今回は、平屋における、天井の高さごとのメリットとデメリットについてご紹介しました。
当社では、 お客様に世代を越えて愛される、資産価値の高い家づくりを提供させていただきます。
家づくりに関して、ご不明な点等ございましたらお気軽にご相談ください。