2020.11.08
平屋を建てる際には外せない!縁側について解説いたします
「平屋といえば縁側。」
このようなイメージをお持ちの方はいらっしゃいませんか。
マイホームを平屋で建てる場合、欲しいのは庭ではなくて縁側という方は多いです。
なんとなく縁側を魅力に感じている方もいらっしゃるでしょう。
では一体、縁側はなんのためにあるのでしょうか。
今回は縁側の役割についてお話しします。
□縁側と濡れ縁の違いについて
縁側と似たようなものに、濡れ縁というものがあります。
縁側や濡れ縁という言葉は聞いたことはあるけれど、具体的にどのようなものか知らないという方は多いでしょう。
そこで、縁側とぬれ縁について詳しく解説します。
じつは濡れ縁と縁側は同じものなのです。
というのも、濡れ縁は縁側の一種であり、縁側は大きく分けて濡れ縁とくれ縁の2種類に分けられるのです。
では、縁側とはそもそもどのようなものなのでしょうか。
縁側とは、家のへりの部分に張り出して作られた板状の通路のことを指します。
庭のようなイメージを持っている方も多いですが、廊下や出入り口として利用されていることもあります。
また、ウッドデッキにも似ていますが、ウッドデッキは家とは独立して設置されています。
しかし縁側は家の一部として設置されているという違いがありますので、そのように認識しておきましょう。
縁側の種類の一つである濡れ縁とは、柱よりも外に設置されている縁側のことを指し、屋根がなく濡れることがあるため濡れ縁と呼ばれています。
一方、柱の内側に設置され、屋根がある縁側のことをくれ縁と呼びます。
□縁側の役割
縁側はオシャレという理由で設置されているわけではありません。
きちんと役割があるため、紹介します。
*夏や冬の温度調節
縁側は夏や冬に温度調節を行うという機能を持っています。
イメージがつかないという方もいらっしゃるでしょう。
縁側があれば、夏は直射日光を避けられるという特性があります。
縁側で影ができるので、室温の急激な上昇を避けられます。
また、冬には日溜りができるため、寒い冬でも暖かさが期待できます。
*庭のような使い方ができる
縁側のある面は、一面窓が設置されていて開放的になっていることが多いでしょう。
そのため、縁側の向かいには塀が設置されます。
このスペースは庭としての利用が可能です。
外であり家の中でもあるので、子供の安全な遊び場所としても最適です。
□まとめ
今回は、縁側について解説しました。
縁側についてなんとなくしか知らなかったという方も、この記事を読んで具体的なイメージができるようになったかと思います。
ぜひ縁側の設置をお考えください。